← JOURNAL
FIELD NOTES / SEOUL

Porsche Vibe Seoul — 異なる時代、ひとつの情熱

ACP Club会員の空冷ポルシェ、レーシングヘリテージ、オーナーたちの交流。初開催のPorsche Vibe Seoulを写真と33秒の映像で振り返ります。

訪問 2026.10.04 · 公開 2026.10.05
文・写真・映像 | LEGENDARY100 · Market Creator

A red classic Porsche beneath the Vibe Seoul sign.
Vibe Seoulのサインと赤いクラシックポルシェ。

ソウルで初めて開催された「Porsche Vibe Seoul」を訪れました。ドイツをはじめ海外からやってきた展示車と、韓国のオーナーが長年大切にしてきたコレクション。異なる時代と物語を持つポルシェが集まり、ブランドの歴史と現在の自動車文化を伝えていました。

会場を満たしていたのは希少なクルマだけではありません。細部を見つめる視線、好みをきっかけに始まる会話、愛車を紹介するオーナーの誇りがありました。ポルシェを通じて人が出会う光景に、「Vibe」という名前がよく似合っていました。

33秒で振り返るPorsche Vibe Seoul

特に足を止めたのは、会場中央に並ぶクラシックポルシェです。韓国で20年の歴史を重ねてきた空冷ポルシェのコミュニティ、ACP Clubの正会員が所有する車両でした。993 Turbo S、964 Speedster、993 Turbo、930 Turbo。それぞれが空冷時代の異なる魅力を表現していました。

An air-cooled 911 Cabriolet among the outdoor exhibits.
屋外に展示された空冷911カブリオレ。
The silhouette of a classic 911 Targa.
クラシック911タルガのリアシルエット。

張り出したフェンダー、個性的なリアスポイラー、世代ごとに変わるプロポーション。その魅力はスペック表だけでは語れません。近くで見るほど、デザインの個性とオーナーが守ってきた時間が伝わります。海外の展示車とともに韓国のコレクションが存在感を放つ姿は、愛情と手入れによって育まれた文化の深さを感じさせました。

The 917 display, with its doors open.
ドアを開いた917の展示車。
A silver Spyder from the Porsche Museum display.
ポルシェミュージアムのシルバーのスパイダー。

レースの歴史を伝えるモデルから現代のポルシェへと歩くと、時代を超えて続く美意識が見えてきます。形や技術が変わっても、所有すること以上の楽しみを生み出す点は変わりません。クラシックに惹かれる人も最新のスポーツカーに夢中になる人も、同じ場所で自分にとってのポルシェを見つけていました。

A red Porsche 959 in the motorsport display.
モータースポーツ展示の赤いポルシェ959。
A black and orange GT3 RS at the gathering.
ブラックとオレンジが印象的なGT3 RS。

歌手のライブが加わり、会場はオーナーとファンがともに楽しむお祭りへと広がりました。クルマを眺め、写真を撮り、音楽を聴いて過ごす時間。専門知識やポルシェの所有経験がなくても楽しめる場所でした。

Porsches and the Vibe Seoul tower in the evening light.
夕方の光に包まれるポルシェとVibe Seoulタワー。

初めてのPorsche Vibe Seoulは、長く記憶に残るイベントでした。希少なクルマを間近で見る喜びはもちろん、それを囲む人々の情熱が強く印象に残りました。会場を離れても心に残るのは、クルマと人、そして一緒につくり上げた空気です。異なる時代のポルシェが、ソウルでひとつのVibeを生み出しました。

文・写真・映像 | LEGENDARY100 · Market Creator

Porsche 964 Carrera 4 →
再生できない場合はYouTubeで見る